この記事では、 三菱UFJニコス株式会社の沿革についてという内容をお届けしていきます。
日本最大のクレジットカード会社「三菱UFJニコス」の沿革(歴史・成り立ち)をまとめました。
この記事でわかること
三菱UFJニコス株式会社とは?
株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の子会社で、日本最大のクレジットカード会社です。
MUFGの主なグループ企業が次の通り。
- 【商業銀行】三菱UFJ銀行
- 【信託銀行】三菱UFJ信託銀行
- 【証券】三菱UFJ証券ホールディングス
- 【カード・信販】三菱UFJニコス
社名に「三菱UFJ」が付いている企業は、グループ企業の一つです。
三菱UFJニコスが扱っている主なクレカ
- MUFGカード
- UFJカード
- JAカード
- NICOSカード
- VAISOカード
- リクルートカード
- DCカード(2009年に新規申込停止→2012年に再開)
- NICOSカード(2009年に新規申込停止→2012年に再開)
- ENEOSカード
- シェル スターレックスカード
- シナジーカード
上記のクレジットカード以外にも、提携(FC契約)金融機関などが発行するクレジットカードがあります。
※2007年9月28日発表の新中期経営企画によると、クレジットカードは段階的にMUFGカードに移行させるとのことです。
が、2012年にNICOS・DCカードの新規申込再開したため、完全統合には時間がかかりそうです。
三菱UFJニコスの沿革
ここでは、三菱UFJニコスの沿革をまとめています。
- 1951年6月7日:日本信用販売株式会社として設立
- 2005年10月1日:三菱UFJ銀行の子会社になる
- 同日:株式会社UFJカードを吸収合併し「UFJニコス株式会社」に社名変更
- 2006年10月1日:協同クレジットサービスを吸収合併
- 2007年4月1日:株式会社DCカードを吸収合併し「三菱UFJニコス株式会社」に社名変更
日本信販株式会社の沿革
ここでは、三菱UFJニコスの前身である「日本信販株式会社」の沿革をまとめています。
- 1951年:日本信用販売株式会社創立
- 1966年:日本信販株式会社に変更し、クレカ業を開始
- 1987年:Visa・MasterCardの発行・開拓権を取得し、日本信販国際カードを発行
- 1991年:クレカのブランドを「Nippon Shinpan」から「NICOS」に変更
- 2004年1月:UFJホールディングス・UFJ銀行が日本信販を連結子会社化
株式会社UFJカードの沿革
株式会社UFJカードは、2005年10月に日本信販株式会社に吸収合併されました。
それまでの沿革をまとめました。
- 1968年:三菱UFJ銀行系のクレカ会社として、株式会社ミリオンカード・サービス(mc)を設立
- 2002年1月15日:UFJ銀行発足と合わせて、株式会社mcが株式会社フィナンシャルワンカードを合併し、株式会社UFJカードに社名変更。
- これに合わせ、ブランド名をミリオンカードから「UFJカード」に変更
株式会社ディーシーカードの沿革
株式会社ディーシーカードは、2007年4月1日にUFJニコス株式会社と合併しています。
この時に社名が「三菱UFJニコス株式会社」となりました。
- 1967年:三菱UFJ銀行系のクレカ会社として「ダイヤモンドクレジット株式会社」設立
- 1969年:MasterCard発行
- 1989年:VISAカード発行。業界初のVISA・MasterCardのデュアル発行。社名を「株式会社DCカード」に変更
※デュアル発行とは?
カード会社が2種類の国際ブランドのクレカを発行すること
三菱UFJニコス株式会社の沿革
ここでは、三菱UFJニコス株式会社の沿革をまとめています。
- 2005年10月:日本信販株式会社が株式会社UFJカードを合併し「UFJニコス株式会社」に社名変更
- 2006年10月:協同クレジットサービス株式会社を吸収合併
- 2007年4月:株式会社DCカード合併し、「三菱UFJニコス株式会社」に社名変更
- 2008年7月:MUFGカード発行
- 2008年8月:三菱UFJフィナンシャル・グループの完全子会社になる
まとめ
- ニコス(NICOS)カードは「日本信販」のブランド
- UFJ・DCカードは元々、単独のクレジットカード会社だった
- 日本信販がUFJカードと合併し「UFJニコス」になった
- さらにDCカードとも合併し「三菱UFJニコス」になった
- 今では国内最大のクレジットカード会社になっている