「返済を一本化する」
という言葉をご存知でしょうか?
私自身、キャッシングを
初めて利用する時は
この言葉の存在を
知りませんでした。
が、1社だけでは足りずに
3社4社と利用することになったら、
毎月の返済を管理するのが
面倒になるよな?と思ったんです。
気になって調べてみたところ、
複数のキャッシングを利用する場合は
「返済を一本化する」といいよ〜
という情報を見つけました。
この記事では、
「返済を一本化する」という意味と、
メリット・デメリットについて
私自身が調べたことを
まとめて紹介していきます。
「返済を一本化する」とは?
例えば、あなたが現在
A社とB社の2社から
借り入れているとします。
借り入れ額・金利・返済日・
毎月の返済額は以下の通り。
【A社】
・借り入れ額:40万円
・金利:18%
・返済日:25日
・返済額:20,000円
・支払い回数:24ヶ月
・返済総額:479,132円
【B社】
・借り入れ額:30万円
・金利:18%
・返済日:末日
・返済額:10,000円
・支払い回数:41ヶ月
・401,551円
合計で70万円の借り入れをしており、
毎月の返済額は30,000円。
さらに、返済日も異なりますから、
管理するのが面倒です。
今月分のA社の返済をした〜
と思ったらすぐに
B社の返済日が待ち受けています。
うっかり忘れてしまった!
なんてこともあるかもしれません。
ですが、返済を一本化すれば
「毎月の返済日を1つにまとめ」
「毎月の返済額の合計を抑える」
ことができるんです。
また、場合によっては
「現在よりも金利を下げられる」
こともできます。
仕組みを簡単にまとめると
【A社】
・借り入れ額:40万円
・金利:18%
・返済日:25日
・返済額:20,000円
・返済期間:24ヶ月
・返済総額:479,132円
【B社】
・借り入れ額:30万円
・金利:18%
・返済日:末日
・返済額:10,000円
・返済期間:41ヶ月
・返済総額:401,551円
これらを一本化するためには、
【C社】を利用することになります。
新規で利用することになるので、
審査を受ける必要もあります。
無事に審査に通ると、
次のような返済計画になります。
【C社】
・借り入れ額:70万円
・金利:15%
・返済日:25日
・返済額:20,000円
・返済期間:47ヶ月
・返済総額:926,355円
- ※ちなみに・・・※
一本化して借り入れ額が
100万円を超えると、
利息制限法により上限利率は
15%より低くなります。
どれくらい金利が低くなるかは、
業者やサービス内容によります。
返済を一本化するメリット
- 毎月の返済日を1つにまとめられる
- 毎月の返済額を抑えることができる
- 金利を低くできることが多い
メリットをまとめると
上記3つになります。
返済日が1つになり、
返済額も抑えることができると、
精神的な負担も軽減されますよね。
ですが・・・
返済を一本化することで
生じるデメリットもあるんです。
返済を一本化するデメリット
- 返済総額と返済期間が
伸びる場合がある
先ほどの例になりますが、
一本化する前の後の返済計画を
見比べてみてください。
毎月の返済額を抑えると
その分負担も軽減できます。
反面、長期的な視点で見ると、
一本化する前より返済期間が伸び、
返済総額も増えてしまうという
大きなデメリットがあります。
- 審査に通らない可能性がある
先ほどもお話したように、
返済を一本化するためには
新規業者の審査を受けます。
複数の借り入れをまとめるので、
当然、借り入れ金額も大きくなります。
そして、金額が大きくなる程
審査の基準も厳しくなります。
借り入れ件数が多いとか、
返済が遅れているなどの場合、
審査に通らない可能性があります。
まとめ
便利そうに見える一本化ですが、
反面デメリットもあります。
毎月の返済額を抑えたいのか?
早く返済を終えたいのか?
目的に応じて一本化を
検討することはもちろんですが、
なるべく金利を抑えないと
返済総額が増えてしまいます。
管理がしやすいという理由だけで
一本化するのはやめましょう。