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基礎知識 クレジットカード

クレジットカードの返済を延滞すると生じる問題と回避する対策

返済遅れが長期にわたると「延滞」扱いになります。

遅延よりも重大なペナルティが課せられ、最悪の場合は強制解約措置がとられます。

では、何日以上の返済遅れで延滞扱いになるのか?

延滞するとどのような問題が生じるのか?

詳細をチェックしていきましょう。

延滞扱いになるのは何日以上の返済遅れから?

金融業界において「延滞扱い」になるのは、61日以上または3ヶ月以上にわたる遅れとされています。

じゃあ、これより短い期間だったら遅れても大丈夫!というわけではありません。

2〜3日程度の返済遅れを何度も繰り返した場合でも「延滞扱い」になることがあります。

ですから、ちょっとくらいなら遅れても大丈夫だろうと、安易に考えるのは絶対にダメです。

もし返済に遅れそうな場合は、今すぐ「クレジットカード会社のコールセンター」に電話をして、相談・報告をしましょう。

※連絡先はお使いのクレジットカード裏面に記載してあります。

クレジットカードの返済を延滞すると生じる問題

もし、クレジットカードの返済を延滞するとどのような問題が生じるのか?

主に生じる問題が下記の通りです。(下にいくほど重大な問題)

  • 遅延損害金
  • カード利用停止
  • 催促
  • 限度額引き下げ
  • 信用情報機関への記録
  • 強制解約
  • 催促状

次に、各問題の詳細をチェックしていきます。

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遅延損害金

1日でも返済に遅れると「遅延損害金」が発生します。

いわゆる延滞金であり、遅延日数が長引くほど、遅延損害金の額も膨らみます。

※遅延損害金の計算式が下記の通り。

  • 利用残高×遅延損害金利率÷365日(366日)×返済日からの経過日数

※遅延損害金利率はクレジットカード会社によって異なります。

例えば、利用残高が10万円。遅延損害金利率が14.6%、遅延日数が70日だとすると...

  • 10万円×14.6%÷365日×70日=2,800円

それほど大きな金額ではありませんが、金額以上に「信用度」を失ってしまいます。

カード利用停止

遅延損害金と同じく、返済に遅れた時点でクレジットカードの利用が停止されます。

そのため、ショッピング・キャッシングサービスのいずれも利用できなくなります。

停止を解除するためには、滞納分と遅延損害金を支払う必要があります。

催促

事前に連絡をして「この日までに支払います」と伝えていれば大丈夫です。

が、期日になっても支払いがない場合は、催促が届くようになります。

最初はスマホ(携帯)に催促が届きます。

催促に対応しないでると、勤務先や自宅に催促が届き始めます。

クレジットカードの会社名は名乗られず、担当者の個人名で電話が来るので、すぐにバレる可能性は低いですが...

他の職員や家族に迷惑が及ぶ可能性があります。

限度額引き下げ

支払いを延滞する=返済能力が低いとみなされます。

その結果、利用限度額の引き下げ措置が取られます。

限度額が一度引き下げられると、元の限度額に戻すことが非常に難しくなります。

信用情報機関への記録

信用情報機関とは、全国の金融機関やクレジットカード会社が加入している組織です。

ここには、利用者の個人情報や実績が記録されています。

延滞した場合、その実績も記録されます。

そして、延滞したという記録は、加入している機関同士で照会・共有されます。

そのため、他のクレジットカードの利用にも悪影響が生じる可能性があります。

また、新しく作る場合でも、審査の時にマイナス評価になるため、通過しにくくなります。

強制解約

返済能力がない、返済の意志がないとみなされると、クレジットカードの強制解約措置がとられます。

強制解約されても、これまでの滞納分は残ったままです。

また、滞納分を完済しても再契約されることはありません。

催促状

催促状とは「最後通告」のようなものです。

この日までに支払って下さいという期日が記載してあります。

もし、期日までに支払わない場合は、滞納分の一括請求が届きます。

クレジットカードの延滞を回避するための対策

上記の問題を見ると分かるように、延滞すると重大なペナルティが課せられます。

限度額の引き下げ、信用情報機関への記録。最悪の場合、強制解約措置が取られます。

ですから、絶対に延滞はすべきではありません。

もし、私自身がこのような状況に陥ったら「延滞する前に新規カードローンで借入をして返済に充てる」という対策をとります。

下記のページで、実体験を元にした対策を紹介しているので、参考にしてみてください。

▶▶クレジットカード返済の延滞は絶対ダメ!経験者が語る回避するための施策

まとめ

延滞とは「61日以上または3ヶ月以上にわたる返済遅れ」のことを指します。

ただし、2〜3日の返済遅れを繰り返した場合も、延滞扱いになることがあります。

また、延滞すると主に下記の問題が生じます。(下にいくほど重大な問題)

  • 遅延損害金
  • カード利用停止
  • 催促
  • 限度額引き下げ
  • 信用情報機関への記録
  • 強制解約
  • 催促状
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