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カードローンの増額

カードローンの増額審査でチェックされる項目と通過するためのコツ

カードローンの限度額を増額したい!と思ったら、増額を申込み審査に通過する必要があります。

金融機関が行っている増額審査に通過しないと、限度額を増額することができません。

では、増額審査ではどのようなことがチェックされるのか?

また、審査に通過するためには何を心がければいいのか?

詳細を確認していきましょう。

カードローンの増額審査でチェックされる項目

ここでのポイント

  • 銀行系・消費者金融系でチェック項目がやや異なる
  • 「総量規制」という規制が関係しているため

カードローンには「銀行系」と「消費者金融系」の2種類があります。

使い方は同じなのですが、増額審査の内容がやや異なります。

というのも、銀行系カードローンは「総量規制の対象外

消費者金融系カードローンは「総量規制の対象」だからです。

※総量規制とは?
年収の1/3を超える額を借りることができないという規制

ここからは、銀行系・消費者金融系カードローンで共通している審査項目を見ていきます。

カードローンの増額審査では、主に7つの項目がチェックされます。

  • 記入情報
  • 利用期間
  • 利用額・回数
  • 遅延や延滞の有無
  • 収入(年収)
  • 雇用形態
  • 他社利用額・件数

それぞれの詳細が下記の通りです。

1.記入情報

「ネット(会員サイト)」で増額を申込む時は、記入する情報が最初にチェックされます。

この時に誤字脱字があると、増額審査を正式に受け付けてもらえないこともあります。

また、審査に進む前に確認の連絡(電話)がくることもあります。

時間のロスになるので、誤字脱字のないよう記入しましょう。

※勤務先や勤続年数、年収などを虚偽申告すると、当然ながら審査に落ちます。

虚偽申告は必ずバレますし、心象も非常に悪いですから、絶対にしてはいけません。

2.利用期間

何月何日からカードローンを利用しているのか?という「利用期間」も、増額審査ではチェックされます。

長ければ長いほど、実績や信用度が構築されているため、プラス評価になります。

反対に、利用期間が短い状態で申込むと「お金に困っているのでは?」とか「実績も信用度も乏しい」と判断されます。

利用期間の目安として、最低でも6ヶ月以上〜できれば1年ほど欲しいところです。

※カードローンの申込み記録は6ヶ月間「信用情報機関」に残ります。

なので、最低でも6ヶ月は利用してから申込んだ方がいいのです。

また、信用情報機関には下記の3種類があり、機関に加盟している銀行や消費者金融、クレカ会社同士で情報が共有されています。

  • KSC
    (全国銀行協会)
  • CIC
    (Credit Information Center)
  • JICC
    (日本信用情報機構)

3.利用額・回数

「まだ1回も利用していないけど、6ヶ月経ったから増額を申込もう!」

と安易に考えてはいけません。

利用期間だけでなく、その間に利用した額や回数も重要だからです。

利用額や回数は、カードローンの利用実績に直結します。

かといって、何十万とか何百万も利用していなくても大丈夫です。

1,000円単位で使えるカードローンであれば、こまめに利用して返済することで、効率よく実績を作ることができます。

4.遅延や延滞の有無

各種カードローンには「返済期日」が設けられています。

引き落としであれば期日に引き落としが行われますし、ATM・振込であれば期日までに返済しなければなりません。

ですが...

残高不足で引き落としができなかった、期日になっても返済をしなかった場合は「遅延」となります。

また、遅延が長期間に渡ると「延滞」となります。

遅延や延滞は、増額審査において大きなマイナス要因です。

場合によっては現時点の引き下げや、カードローンの利用停止になる可能性もあります。

※返済に遅れると信用情報機関に記録される

遅延は短期間の返済遅れ、延滞は61日以上または3ヶ月以上の返済遅れと定義されています。

延滞」は即刻、すべての信用情報機関に記録されます。

一方の「遅延」は、記録される・されないが分かれます。

信用情報機関の中で遅延(短期間の返済遅れ)が記録されるのは、CICです。

また、銀行系カードローンの場合は、1日の返済遅れでも「延滞」という扱いで、社内の信用情報に記録されます。

ですから、絶対に返済に遅れないよう心がけた方がいいです。

もし返済に遅れそうな時は、一刻も早く金融機関に電話をして、その旨を相談しましょう。

5.収入(年収)

カードローンの限度額を増額するためには「収入の余裕」や「安定した収入」が必要不可欠です。

消費者金融系のカードローンを利用している場合は特にです。
(プロミス、アコム、アイフルなど)

というのも、消費者金融は総量規制の対象なので、年収の1/3を超える額を借り入れることができないからです。

また、収入が安定していないと、返済能力に問題あり(低い)と判断されてしまいます。

いくら高給取りでも勤続年数が短いと、プラス評価にはなりにくいです。

6.雇用形態

派遣社員やパート・アルバイトでも、勤続年数が長く「収入が安定」していれば、限度額を増額することは可能です。

ただ、派遣社員よりも契約社員、契約社員よりも正社員の方がプラス評価になります。

正社員は失業しにくいですし、毎月の給与も決まっていますからね。

7.他社利用額・件数

カードローンを2〜3社利用していると、増額審査ではマイナス評価になります。

利用件数が多い=返済負担が大きく、増額すると返済が滞るおそれがあると判断されるからです。

また、消費者金融系のカードローンは「総量規制の対象」です。

利用件数や額が多いと、総量規制にふれる可能性が高くなりますから、増額審査にも通りにくくなります。

※他社利用状況は信用情報機関に記録されている

遅延や延滞の有無と同じように、他社利用状況も「信用情報機関」に記録されています。

どの金融機関から、いつ・いくら借りているのか?

という情報が記録されています。

なので、他社借入額をごまかしても、照会・共有された時点ですぐにバレてしまいます。

なので、絶対にごまかして記入してはいけません。

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カードローンの増額審査に通過するためのコツ

ここでのポイント

  • 増額審査に通過するためのコツは7つ
  • 重要なのは「実績」「収入」「他社借入額・件数」

次に、カードローン(銀行系/消費者金融系)の増額審査に通過するためのコツを見ていきます。

増額審査に通過するためのコツも7つあります。

  • 誤字脱字をせずに記入する
  • 最低でも6ヶ月以上利用する
  • 定期的に利用して実績を作る
  • 返済日には絶対に遅れない
  • 同じ勤務先に長く勤める
  • 他社借入額・件数を減らす
  • 希望する限度額を低くする

それぞれの詳細が下記の通りです。

1.誤字脱字をせずに記入する

入力フォーム(ネット・会員サイト)や、記入用紙(店頭窓口)に記入する際は、絶対に誤字脱字をしてはいけません。

スマホやPCから入力すれば、誤字脱字なんてほとんどしないんじゃ?と思いますが...

うっかりミスって案外あるものです。

なので、入力した後はしっかり確認した方がいいです。

また、虚偽の記入も絶対にダメです。

あとから100%バレますし、信用度を損ねてしまいます。

なので、虚偽の記入をしない・すべて正しい情報を記入して申込みましょう。

2.最低でも6ヶ月以上利用する

実績・信用をつくる意味合いもありますが、信用情報機関には「カードローンに申込んだ(契約した)」という記録が6ヶ月間のこります。

記録が残った状態で増額を申込むと、お金に困っていると捉えられる可能性があります。

また、利用期間が短い=実績・信用度も乏しいです。

なので、最低でも6ヶ月以上はカードローンを利用してから、増額を申込むことが好ましいです。

3.定期的に利用して実績を作る

実績を作るためにはこまめに・定期的にカードローンを利用する必要があります。

だからといって、何十万円も一度に利用する必要はありません。

1,000円単位でもいいのでこまめに利用→返済をすることで、こつこつと実績を作ることができます。

4.返済日には絶対に遅れない

カードローンには返済期日が設けられています。

引き落としやATM返済・振込など、様々な返済方法がありますが、絶対に期日に遅れてはいけません。

1日でも返済期日に遅れると「遅延扱い」となり、信用度を著しく下げてしまいます。

また、遅延を何度も繰り返す・長期間に渡って遅延すると、限度額の引き下げや利用停止措置がとられることも。

最悪の場合、強制解約になり利用残高の一括請求が届きます。

「返済に間に合わない。遅れそう」

という時は、一刻も早く電話をして、その旨を報告しましょう。

5.同じ勤務先に長く勤める

雇用形態は正社員であることが好ましいですが、契約社員や派遣社員、アルバイト・パートでも「安定した収入」があれば、限度額の増額は可能です。

そして、安定した収入があると判断されるためには、同じ勤務先に長く勤めることがポイントです。

長ければ長いほどプラスですが、2〜3年ほど勤めていれば問題ありません。

6.他社借入額・件数を減らす

増額を希望するカードローンだけでなく、他社のカードローンも利用している。

この場合は、借入額・件数を減らした方が増額審査では有利になります。

ただ、消費者金融系のカードローンを利用している場合は、借入額・件数を減らさないと審査に通過することが非常に難しいです。

というのも、消費者金融は総量規制の対象なので、年収の1/3を超える額を借りることができないからです。

なので、増額を申込む前に、少しでも借入額・件数を減らしておきましょう。

7.希望する限度額を低くする

「現在設定されている限度額を増額したい!」

ということを最優先にするなら、希望する限度額はあまり欲張らない方がいいです。

限度額が高くなるほど審査が慎重に進められ、通過難易度も高くなるからです。

年収や他社利用状況にもよりますが、現在の限度額+10万円くらいを目安にするといいでしょう。

まとめ

カードローンには銀行系・消費者金融系の2種類があります。

そして、増額審査に通過するためのコツは以下の7つです。

  • 誤字脱字をせずに記入する
  • 最低でも6ヶ月以上利用する
  • 定期的に利用して実績を作る
  • 返済日には絶対に遅れない
  • 同じ勤務先に長く勤める
  • 他社借入額・件数を減らす
  • 希望する限度額を低くする

お使いのカードローンの増額を申込む前に、ぜひチェックしておいてください。

増額の申込みはカンタンにできますが、審査に通過できるかどうかは「あなたの実績次第」です。

万が一増額審査に落ちた場合、6ヶ月くらい期間をあけてから再申込みをする必要があります。

正直、6ヶ月も待ってられません。

ですので、スムーズに増額審査に通過するためにも、上記で紹介しているコツに目を通しておくことをおすすめします。

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