ボーナスをあてにしていたけど、このままでは「ボーナス払い」をすることができない...。
- 払えないからといって延滞したらどうなるのか?
- クレジットカード会社の対応
- ボーナス払いができない時の緊急措置
ボーナス払いができない時の対処法などを確認していきます。
ボーナス払いが払えない時の状況
ボーナス払いが払えない!ということに陥る主な状況は、
- ボーナスが出なかった
- ボーナスが少なかった
- ボーナス払いにしている支払いが多すぎた
上記3つです。
ボーナスが出なかった
会社の業績が悪くなると、ボーナスが出ないことも。
去年は夏・冬ともにしっかり出たのに、今年になって突然出なくなった...という状況になる可能性はゼロではありません。
ボーナスが少なかった
出なかったという状況と同じように、会社の業績が悪くなると、ボーナスが満額出ないこともあります。
1円も出ない!という状況よりはマシですが、思った以上にボーナスが少ないと、ボーナス払いに支障をきたすことがあります。
ボーナス払いにしている支払いが多すぎた
1つの買い物だけではなく、2つ3つとボーナス払いにしているせいで、支払いが間に合わなくなることがあります。
ボーナスが満額出ると思っていたのに、全然出なかった・全く出なかったという状況だと、支払いが間に合わなくなる可能性があります。
払えないからといって延滞したらどうなるのか?
もし、ボーナス払いが払えないからといって延滞してしまうと、
- 遅延損害金の支払い
- クレジットカードの利用停止
- 信用度の大幅低下
主に上記3つの問題が生じます。さらに延滞期間が長引くようだと、
- 信用情報機関への記録
- クレジットカードの強制解約
- 利用残高の一括請求
といった問題に発展します。
遅延損害金の支払い
遅延損害金とは「延滞金」です。延滞期間が長引けば長引くほど、支払う額も膨らんでいきます。
また、遅延損害金の額は下記の計算式で算出されます。
- 利用残高×遅延損害金利率÷365日(366日)×返済日からの経過日数
クレジットカードの利用停止
1日でも返済に遅れると、その時点でクレジットカードの利用が停止されます。
信用度の大幅低下
返済の延滞は信用度を大幅に低下させます。
信用度が低下すると、限度額の増額審査などの際に不利になってしまいます。
信用情報機関への記録
信用情報機関には、クレジットカード会社だけでなく全国の金融機関が加入しています。
そして、機関に記録された情報は金融機関同士で照会・共有し合います。
なので「延滞した」と記録されると、他社のクレジットカード利用にも悪影響が出てきます。
クレジットカードの強制解約
返済能力がないとみなされると、クレジットカードの強制解約措置が取られます。
強制解約されると、同じクレジットカード会社との再契約はほぼ不可能です。
他社のクレジットカード会社と契約するにしろ、信用情報機関には「5年間」情報が記録されるので、この間の新規契約は非常に厳しくなります。
利用残高の一括請求
ボーナス払いの分だけでなく、現在の利用残高を一括で請求されます。
「払えません、分割払いにしてください」とお願いしても、既に信用度がゼロの状態なので、聞き入れてもらうことは難しいです。
ボーナス払いが払えないと伝えた時のクレカ会社の対応
ボーナス払いが払えない...という時は、延滞をする前に「すぐにクレジットカード会社に電話」をします。
この際、ボーナス払いが払えない理由を必ず正直に伝えましょう。
「ボーナス払いが払えない」とクレジットカード会社に伝えると、
- 返済方法の変更
- 支払額の減額
といった対応を提案してくれます。
返済方法の変更
ボーナス払いを利用した後でも「分割払い」や「リボ払い」に変更することが可能です。
申込可能期間は、引き落とし日の1週間前くらいになっていることが多いです。
なので、ボーナス払いが払えないかもしれない...という時は、できるだけ早くその旨をクレジットカード会社に相談しましょう。
支払額の減額
「分割払い」「リボ払い」への変更と同じように、支払額を減額することができます。
こちらも目安として、引き落としの1週間前までには、申込みを行う必要があります。
ボーナス払いが払えない時の緊急処置
ボーナス払いが払えずに延滞してしまうかもしれない...という時は「カードローン」で対応するのが最善です。
上述したように、延滞してしまうと
- 遅延損害金の支払い
- クレジットカードの利用停止
- 信用度の大幅低下
- 信用情報機関への記録
- クレジットカードの強制解約
- 利用残高の一括請求
といった問題が生じます。
この問題は「金融機関から一時的にお金を借りる」ことで回避することができます。
緊急処置をした後にまたはお金が工面できたら
カードローンを利用してボーナス払い分を支払ったら、カードローン利用分の返済を行う必要があります。
ただし、こうなると、
- クレジットカードの残りの利用分
- カードローンの利用分
上記2つの返済を同時に行っていくことになります。
もし、同時進行での返済が厳しくなってきたら、返済額の減額を交渉してみましょう。
返済額を減額すると、合計の返済額が増えることになりますが、延滞するよりはマシです。
クレジットカード・カードローンのどちらも「延滞」してしまうと、さらに自分の首を絞めることになりますからね。
まとめ
クレジットカードの「ボーナス払い」は便利な機能の一つです。
が、ボーナスが出なかった・少なかったなどで、ボーナス払いが払えない...となることも。
もし、このような状況になったら「カードローン」を利用してお金を工面することも対処法の一つです。
クレジットカードの返済を延滞すると、
- 遅延損害金の支払い
- 利用停止
- 信用度の大幅低下
- 信用情報機関への記録
- 強制解約
- 利用残高の一括請求
といった問題が生じます。
お金に苦しい時そう思いがちですが、返済を遅らせてしまうとのちのち取り返しのつかない不利な状況になるので絶対ダメです。
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